ケンタが肥満防止へ大豆油へ切り替え

 米ファストフード大手ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)は30日、来年4月末までに米国内の5500に上る全店舗で、肥満や心臓病との関連が指摘されているトランス脂肪酸を含有する調理油の使用を中止すると発表した。

 米メディアによると、ニューヨーク市をはじめ米地方自治体で同脂肪酸の入った油の使用禁止を検討する動きが広がっており、外食産業ではKFCに追随する企業が増えそうだ。

 KFCによると、2年間にわたり代用油の研究を実施、トランス脂肪酸を一切含まない大豆油に切り替えることを決定した。最大手マクドナルドなども消費者団体などからの批判を受け、使用量を減らす努力をしているが、全面的に使用を取りやめるのは異例。

 米国外での対応についてKFCは、国外で同脂肪酸含有の調理油が使われているかどうかを含め言及していない。

 トランス脂肪酸をめぐっては、バーガーキングも30日、一部店舗で同脂肪酸を含まない油を試験的に使用すると明らかにした。ウォルト・ディズニーも将来的にテーマパークで提供する食品やお菓子に同脂肪酸入りの油を使わない方針を決めている。

[2006年10月31日12時11分] 日刊スポーツ